宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/30 10:32 更新 太陽風は350km/秒と低速の風になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は更に低下を続け、 350km/秒と低速の風に変わっています。 太陽風の磁場強度は、 3nTから5nTに少し上がって、再び4nTに下がるという、 小幅の変化をしています。 その中で、半日ほど南北成分が南向きに振れ続けています。 磁気圏の活動も少し高まって、 AE指数のグラフでも、 300〜400nTの小規模の高まりが連続しています。 現在の太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近で小さく変化をしています。 速度が下がっていることもあり、 AE指数のグラフも後半は静かです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 中央部のコロナホールが、 太陽の西側(右側)に進んでいます。 明日くらいから、 太陽風に影響が見られるかもしれません。 12月28日のニュースで紹介した様に、 このコロナホールは27日前はまだ小さく、 27日周期の図の前周期の太陽風データには、 速度の高まりは見られませんでした。 今後の推移に注目して下さい。 太陽は、2621黒点群が西に没して、 黒点の見えない状態になっています。 目立ったフレアの発生もなく、穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日も2つの衛星で、10,000を超えています。 ゆっくりと減少しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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