宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/26 13:41 更新 太陽風の速度は再び700km/秒に高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今日にかけて再び上昇して、 今朝くらいから、700km/秒付近で推移しています。 27日前の変化やコロナホールの様子から、 速度は低下に向かいそうだったのですが、 かなり高まった状態を維持しています。 太陽風の磁場強度は、 5nTと平均的な値が続いています。 南北成分は、北を向いたり、南を向いたり、 時間をおいて変化しているようですが、 -5nT近くまで南向きに変化していることもあり、 磁気圏の活動は昨日の図よりも高まっていて、 AE指数は、500nTを超える時間帯が続き、 時々、1000nTに達する変化も発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは西側の端近くまで進み、 太陽風の影響はこれから弱まっていくと思われます。 太陽は、黒点は見えず、 X線グラフもほとんど変化がなく、とても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日と同じ程度に高まった状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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