宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/24 12:48 更新 700km/秒の高速太陽風が続いてます。太陽は無黒点になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、かなり高まった状態が続いています。 昨日のニュース以降も700km/秒前後の速度を保ち、 今朝、650km/秒近くに一旦下がりましたが、 昼にかけて、再び700km/秒に上がっています。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値が続いています。 南北成分は、南寄りに変化しています。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続いていて、 AE指数は、500〜1000nTと中規模の変化が 連続的に発生しています。 世界時23日19時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・スバールバル島の全天カメラで紹介します。 23日のデータでは、AE指数のグラフそのままに、 この様なオーロラの活動が繰り返し観測されています。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風は、11月27日から速度が下がり始めています。 今回はどのようになるでしょうか。 太陽は、黒点が見えなくなっています。 X線のグラフも変化はなく、とても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に上昇して、 GOES15(青線)、GOES13(赤線)ともに10,000を超えています。 更に増加するでしょうか。 ノルウェー・スバールバル島Longyearbyenの全天カメラにより撮影された、世界時23日19時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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