宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/21 13:32 更新 太陽風は低速ですが、磁場強度が強まり始めています。 担当 篠原 太陽風は、360km/秒と低速の状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 前周期の11月22〜23日に、 速度の小さい高まりが起きていたのですが、 今回は、その変化は完全になくなっています。 一方、太陽風の磁場強度は、 今日に入ったくらいから強まり始めて、 現在は10nTに達しています。 ようやく高速太陽風の到来になりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 南寄りになったり、北寄りになったりしています。 南寄りになった時に磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数は、数時間おきに400〜500nTの変化が 繰り返し発生しています。 掲載の図の最初の高まりにあたる、 世界時20日9時頃のオーロラの様子を、 アラスカ・フェアバンクスの動画で紹介します。 27日周期の図を見ると、 前周期の11月24日以降、 太陽風は5日ほど高速の風が続きました。 今回も同様の推移をすると、 これから12月25日頃にかけて、 太陽風の高まりが到来する可能性があります。 今後の太陽風のデータに注目してください。 太陽は、南西(右下)に現れた黒点に、 2620群と番号がつきました。 写真では、昨日よりも大きくなっています。 一方、2619黒点群は見えなくなっています。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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