宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/23 10:39 更新 太陽風は700km/秒に速度が上がっています。磁気圏の活動も続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 650km/秒から700km/秒へ更に高まっています。 磁場強度は、7nTから5nTに少し下がって、 平均的な強さに戻っています。 磁場の南北成分は、振れ幅はあまり大きくありませんが、 南寄りに変化しています。 速度がかなり高まっていることもあって、 磁気圏の活動は活発に続いています。 AE指数のグラフは、 500nT前後の中規模の変化が連続しています。 世界時22日19〜20時頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・スバールバル島の全天カメラで紹介します。 オーロラの激しい動きが空全体に広がっています。 高速太陽風は、ピークに達しているのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球のコロナホールは、全体が中央線を越えたところです。 影響は、もう4日くらい続きそうです。 太陽は、2620黒点群が西の端に近づき、 中央部に発生した黒点はほぼ見えなくなっています。 X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)が10,000を超え、 GOES13(赤線)ももう少しまで上昇しています。 明日は更に高まりそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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