宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/20 10:11 更新 太陽風は低速の状態が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュース以降も370km/秒とやや低速の状態で推移し、 今朝に入るとさらに低下して、 現在は330km/秒とすっかり低速風になっています。 コロナホールの広がりや、前周期の太陽風との比較から、 高速風の到来が近づいていると予想したのですが、 待たされてしまっています。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 高速太陽風の到来では、 磁場強度の強まりが先に始まることが多いので、 その点では、高速風の始まりはまだ先なのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 弱い南寄りの傾向が見られています。 このため、AE指数は250nTと小規模の活動が 連続的に発生しています。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが東西に大きく広がっています。 この領域の影響が、これからやって来ると思われます。 太陽は、2619黒点群が淡くなって見にくくなる一方、 南西(右下)に新しい黒点が現れているようです。 しかし、目立った活動はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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