宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/18 13:07 更新 太陽風が少し強まって、磁気圏の活動も少し高まっています。 担当 篠原 昨夜から今朝にかけて、太陽風の磁場強度が、 3nTくらいから10nTに強まる変化が発生しました。 その後少し下がって、現在は6nTです。 この変化とともに、速度もゆっくりと上がって、 350km/秒の低速風から、 現在は450km/秒とやや高速になりかけています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 北半球の低緯度域のコロナホールは、 太陽の西側へ進んでいます。 この領域の影響が及び始めているのかもしれません。 太陽風はこのまま強まって行くのか、引き続き注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場の強まり以降、 南向きにやや大きく振れるようになっています。 このため、磁気圏の活動もやや高まっているようで、 AE指数は、200〜300nTの小規模の変化が 連続するようになっています。 今後の太陽風の高まりによって、 磁気圏の活動も強まる可能性があります。 オーロラのライブカメラで、 きれいなオーロラを観望できるかもしれません。 太陽は、ほぼ無黒点の状態が続いています。 X線のグラフも変化はなく、穏やかな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 太陽風の変化の影響で、大きく減少しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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