宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/16 13:07 更新 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も穏やかです。太陽は無黒点に近くなっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今日に入った頃から、 400km/秒をやや割るくらいに下がり、 以降、安定しています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなっています。 磁気圏は穏やかで、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 時々、小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 東側(左側)にコロナホールが大きく広がっています。 3〜4日後くらいから、この領域の影響が地球に到来しそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期は、11月21日までは低速の太陽風が続いていましたが、 22日以降、次第に速度を高めています。 今回も同様と考えると、19日頃から変化が始まるかもしれません。 この領域は、これまでも繰り返し、 600〜700km/秒に達する高速太陽風を地球にもたらしてきました。 今回はどのような変化になるでしょうか。 太陽は、2618黒点群がほとんど見えなくなり、 無黒点のような状態になっています。 X線グラフも、小さい変化が見られる程度で、 太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)だけ、10,000に達しています。 ゆっくりと減少が続くでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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