宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/15 12:44 更新 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒を割ってゆっくりと下がり、 現在は、430km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度も、4〜5nTと平均的な状態です。 12月8日頃に始まった高速太陽風の領域は、 一週間ほど続いて、通り過ぎました。 磁気圏は、基本的には穏やかです。 AE指数のグラフは、 250nTの小規模の変化が2回発生している程度です。 これからしばらく、穏やかな太陽風が続きそうです。 その一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、 次の高速風をもたらすコロナホールが、 太陽の東側に姿を現しています。 先頭(右端)の部分は、 明日には太陽の中心線に達しそうです。 4〜5日後くらいから、太陽風は再び強まる可能性があります。 これから見えてくるコロナホールの広がりに注目して下さい。 太陽は、北西(右上)の新しい黒点に、 2618群と番号がついています。 X線のグラフに目立った変化はなく、 太陽は、静かな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000付近で推移しています。 太陽風が平均的な状態に戻ったので、 ゆっくりと減少が続くでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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