宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/14 14:37 更新 太陽風は500km/秒台を保っていますが、これから下がっていきそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの後に、540km/秒へ少し上がり、 今朝にかけて500km/秒へ下がって、 現在もそのまま高速の風が続いています。 太陽風の磁場強度は、 5nTから3nTへ弱まってきました。 高速風の領域は、終わりに近づいているようです。 この後、500km/秒台を割って、 高速太陽風は次第に落ち着いていくでしょう。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTから、やや北寄りで推移しています。 このため、速度はまだ高いものの、 磁気圏の活動は穏やかになっていて、 AE指数は、小さい変化が時々起きている程度です。 既に太陽風の磁場強度は下がり、 これから速度も下がっていくと考えると、 磁気圏は基本的には穏やかな状態が続くでしょう。 太陽は、2617黒点群が西に近づく一方、 北西部(右上)に新しい黒点が発生しています。 X線グラフは変化がなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、少し下がって、 GOES13(赤線)は10,000を割っています。 この後は、ゆっくりと減少していくでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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