宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/12 08:22 更新 高速の太陽風は続いていますが、速度は下がり始めました。 担当 篠原 太陽風の速度は、低下が始まっています。 今日に入った頃に600km/秒台を割り、 現在は、560km/秒です。 高速の状態は続いていますが、 引き続きゆっくりと下がって行きそうです。 27日周期の図を見ると、前周期と同様の推移をしています。 今日いっぱいくらいで500km/秒台も割りそうです。 太陽風の磁場強度は、 4〜5nTと平均的な値で安定しています。 南北成分は、振れ幅は小さいですが、 南北によく変化しています。 このため、磁気圏の活動度もある程度高まった状態が続いていて、 500nT程度の中規模の変化が何度も発生しています。 このうち、世界時11日10時に、 AE指数が瞬間的に800nTに高まった頃のオーロラの様子を、 アラスカ・フェアバンクスのオーロラカメラの動画で紹介します。 オーロラの強い輝きが、一気にやって来て通り過ぎていく印象です。 今日に入って、太陽風の速度が下がり始めたので、 今後はAE指数の変化も小さくなっていくでしょう。 太陽は、北西(右上)に小さい黒点が発生しています。 X線のグラフに目立った変化はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えて更に高まっています。 太陽風が落ち着いてきたので、 こちらの変化も落ち着きそうです。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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