宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/12/ 7 13:40 更新 太陽風は低速です。高速太陽風の回帰が近づいています。 担当 篠原 太陽風は低速の風が続いています。 速度は、350km/秒から370km/秒に少し上がりましたが、 今朝になって、再び330km/秒へ下がっています。 太陽風の磁場強度も、10nTへ強まった後、 5nT近くへ下がっています。 太陽風は強弱の変化が続いていますが、 磁場の大まかな方向の変化と関係しているようです。 27日周期の図を見ると、この3日にわたって、 「T」と「A」の間を何度も往復しています。 太陽風の変化に伴って、 南向き磁場の強い変化も発生しています。 この影響で、AE指数は1000nT近い大きな変化が発生しています。 この前後のオーロラの様子を、 アラスカ・フェアバンクスのオーロラカメラの動画で紹介します。 オーロラの強弱、移動など、様々な変化が見えています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは太陽の中央線を越えて、西側(右側)に進み、 影響の始まりも近づいているようです。 今後、更に太陽風の磁場が強まったり、 速度が上昇を始めるなどの変化が見られるでしょう。 磁場が南向きに強まった場合は、 オーロラの活動も更に高まる可能性があります。 太陽は、目立った活動はなく穏やかです。 2615黒点群も次第に西の端に近づいています。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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