宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/12/ 1 13:49 更新 2615黒点群の活動は弱まっています。アラスカのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、アラスカの南、 アンカレッジに近いタルキートナで撮影された オーロラの写真をいただきました。 デナリ(マッキンリー山)のすぐ南側で、 山の上空に現れるオーロラを狙っての撮影だそうです(写真中央の山)。 撮影は、現地29日の未明(世界時29日10時〜)で、 高速の太陽風の後半、速度が600km/秒を割ろうとしていた頃です。 高坂さんによると、デナリとオーロラの写真を、 2012年、2013年にも狙ったそうですが、その時は撮れず、 今回やっと撮影できたとのことです。 この日は、太陽風の速度はまだ高かったのですが、 磁場が弱くなってきて、南北の振れも小さくなり、 オーロラの活動としては小さくなっていた頃の様子です。 高坂さんも、あまり活発ではないオーロラの撮影だったとのことです。 宇宙天気の状況と極域の状況の比較でとても参考になります。 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は370km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度です。 磁気圏も静穏で、AE指数は小さい変化が見られる程度です。 27日周期の図の前周期と同様の推移になっています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、 前周期と同様に、これから1週間近く穏やかな太陽風になりそうです。 昨日Mクラスのフレアを起こした2615黒点群は、 その後は、C2.3の小規模フレアを起こした程度で、 活動は弱くなっています。 X線グラフの変化も少なくなっているようで、 このまま静かになってしまうのでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10,000を保っています。 太陽風が穏やかになっているので、ゆっくりと減少しています。 (c) 高坂雄一氏 アラスカの南のタルキートナで、現地11月29日未明に撮影された オーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |