宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/26 11:54 更新 600km/秒台後半の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 太陽風の速度は、昨日以降670km/秒前後で推移しています。 磁場強度は、10nTから5nTヘゆっくりと下がっています。 高速風の領域は、中盤に入っているようです。 27日周期の図の前周期を見ると、 もう1日ほど、600km/秒台と高い速度が続き、 以降も高速風は続いていますが、500km/秒へ下がっています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは全体的に西半球に遠ざかりつつあります。 現在の高速風も、これから後半に入っていくでしょう。 太陽風磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に変化しています。 速度がかなり高まっていることもあり、磁気圏の活動は強めで、 AE指数は、1000nTに達する大きい変化が、 繰り返し発生しています。 今後は、磁場強度が下がってきたことと、 速度も次第に低下に向かうと思われるため、 磁気圏の活動も次第に規模が小さくなっていくでしょう。 太陽は、2612黒点群が見えるだけで、 目立った活動はなく、穏やかな状態が続いています。 また、放射線帯の高エネルギー電子が増加して、 GOES15(青線)が10,000を超え、 GOES13(赤線)も10,000に近い値に高まっています。 高速の太陽風が続いているので、更に増加する可能性があります。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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