宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/11/23 08:55 更新 太陽風は速度が上がり始め、磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 太陽風は、昨日の夜に入って速度の上昇が始まり、 350km/秒から500km/秒と高速風になりました。 しかし、速度は一旦430km/秒に下がり、 今朝になって、再び500km/秒に上がりつつあるところです。 一方、太陽風の磁場強度は、 10nT前後に強まった状態が続いています。 27日周期の図を見ると、 じわじわと高速風領域に入ろうとしているように見えます。 27日前の前周期は、 既に700km/秒に達する高速風が到来していたので、 今回はずいぶんと様子が変わっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 コロナホールは西に進み、 これから、地球への影響も本格化しそうです。 太陽風磁場の南北成分は、振れ幅は小さいですが、 比較的南寄りの傾向になっています。 磁気圏もこの影響を受けて、 AE指数は、グラフの後半から 500nT程度の中規模の活動が続いています。 今後、速度が一段と高まると、 オーロラの活動も更に活発化しそうです。 太陽は、東端から新しい黒点が姿を現しています。 太陽全体としては穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |