宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/21 14:16 更新 太陽風は350km/秒前後の低速風が続いています。 担当 篠原 太陽風は、昨日から今日の未明にかけて、 330km/秒から370km/秒へ速度がやや高まりましたが、 その後再び下がり、現在は330km/秒に戻っています。 低速の風が続いています。 太陽風の磁場強度は、 速度の上がり始めに7nTくらいに少し高まって、 現在は5nTに戻っています。 南北成分は、振れ幅は小さいですが、 南を向いたり北を向いたり、双方に変化をしています。 このため、磁気圏では小規模の活動が起きていて、 ノルウェー・トロムソの全天カメラで、 世界時20日21時頃に、オーロラの強まりが観測されています。 一方、AE指数のグラフには目立った変化はありません。 SDO衛星AIA193を見ると、 北半球のコロナホールは西に進み、 影響の始まりが近付いていると思われます。 今回は南半球側の広がりが小さくなっています。 高速風の推移は、前周期とは変わりそうです。 太陽は、2611黒点群も見えなくなり、 無黒点になっているようです。 X線のグラフも変化がなく、とても穏やかです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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