宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/22 16:07 更新 太陽風の磁場が強まり、高速風の到来が近付いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、350km/秒前後の低速の状態が続いていますが、 磁場強度は、5nTを超えて、10nTへ強まっています。 コロナホールによる高速の太陽風が近づいている様です。 27日周期の図では、 前周期は、昨日に当たる10月25日に速度の上昇が始まっています。 今回もそろそろ始まりそうです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を並べて、 27日前、54日前のコロナホールと現在の様子を比較すると、 南半球の広がりが小さくなり、 北半球の広がりにつながる部分も無くなっています。 更に、北極域のコロナホールも、 東西の広がりが狭くなっているようで、 高速風の始まりが遅れているように、 終わりは早まることになるかもしれません。 磁気圏は、AE指数で小規模の変化が発生する程度です。 しかし、磁場が強まっているので、南向きに強まったり、 速度の高まりが重なるなどすると、 磁気圏の活動も激しくなる可能性があります。 引き続き注目してください。 太陽は、今日も黒点は見えなくなっています。 X線の変化もほとんどなく、太陽はとても穏やかです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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