宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/24 12:27 更新 高速の太陽風は一旦終わり、平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの後、550km/秒まで上がりましたが、 23日14時(世界時23日5時)には下がり始めて、 すぐに500km/秒を割り、 現在は400km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度も、5nT付近と平均的な状態です。 高速の太陽風は、最高速度もあまり高まらず、 1日ほどで終わっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北極から南半球へ伸びるコロナホールの領域が、 太陽の西側に進み、地球に影響がやって来てもよい頃です。 これから第二波として、速度の上昇が始まりそうですが、 27日周期の図の前周期の太陽風の推移とは、 ずいぶん様子が変わっています。 太陽風磁場の南北成分は、 南に振れている時間が多くなっていますが、 振れ幅が小さいため、 磁気圏の活動の高まりは限定的で、 AE指数は、800nTと500nTの中規模の変化が起きていますが、 その他は、小さい変化に留まっています。 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 太陽は、東端の黒点に2612群と番号が付き、 B6.0と小さい規模ですが、フレアも発生しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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