宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/20 15:12 更新 低速の太陽風が続いています。高速太陽風の始まりも近付いています。 担当 篠原 太陽風は、300〜330km/秒と低速の状態が続いています。 磁場強度は、3〜5nTの間でゆっくり変化しています。 磁場の南北成分は、0nTから弱い北寄りになっています。 速度が下がっていることもあり、 磁気圏はとても穏やかで、 AE指数のグラフは、ほとんど変化が見られません。 27日周期の図を見ると、 前周期の速度の高まりまで1日半ほどに近付いています。 今回はコロナホールの形が変わっているので、 高速風の始まりのタイミングは変わる可能性があります。 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽は、2611黒点群がかろうじて見えるくらいです。 X線グラフはほとんど変化はなく、太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 ゆっくりと減少が続いています。 両衛星とも、10,000から完全に下がっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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