宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/11/16 14:11 更新 太陽風の速度は下がり、高速風の領域は終わっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 600km/秒から440km/秒へ一気に下がり、 平均的な速度にほぼ戻っています。 27日周期の図を見ると、 前周期と同様の下がり方になりました。 太陽風の磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。 南北成分は、0nT付近から南北に小さく変化する程度です。 このため、磁気圏の活動も穏やかになっていて、 AE指数は、グラフの中央部に小規模の変化がありますが、 その前後は静かになっています。 地球は高速太陽風の領域を通り抜け、 太陽風は穏やかになっていますが、 2〜3日後には、SDO衛星AIA193の太陽の中心部にある、 小さいコロナホールによる影響が いくらかやって来るかもしれません。 また、太陽の東端(左端)には、 次のコロナホールが顔を出しています。 27日前とは広がりが変わっているかもしれません。 こちらの様子にも注目してください。 太陽は、2610黒点群で、 Bクラスの小さい変化が起きています。 また、西側(右側)の2609黒点群が見えなくなり、 東端(左端)から新しい黒点が現れています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 10,000を超えて高まった状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |