宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/13 13:18 更新 太陽風は700km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 高速太陽風が始まりました。 昨日のニュースの直後から、太陽風の速度は上昇を始めて、 12日15時(世界時12日6時)には、600km/秒に達し、 更に、夜にかけて700km/秒へ高まっています。 27日周期の図の前周期の太陽風と同様の変化になり、 かなり高速の太陽風に変わっています。 太陽風の磁場強度は、一時、15nTに強まっていましたが、 速度が上がりきると少し下がって、 現在は7nTとやや強まった状態です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りに推移して、 後半は0nT付近で変化するようになっています。 このため、磁気圏の活動はあまり大きくはならず、 1000nTの変化が1回起きていますが、 以降は500nT前後の変化に留まってます。 SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 コロナホールは、全体が既に西側(右側)に進んでいます。 高速太陽風は、前周期と同様に比較的短い期間で終わりそうです。 太陽は、中央部に2609黒点群、 東側に2610黒点群が発生しています。 X線グラフに目立った変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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