宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/14 13:37 更新 高速の太陽風は続いていますが、速度は600km/秒に下がっています。 担当 篠原 700km/秒に達していた高速の太陽風は、 昨日の午後からゆっくりと速度の低下が始まり、 現在は、ちょうど600km/秒まで下がったところです。 依然、速度としてはかなり高い状態ですが、 高速太陽風のピークは越えたようです。 太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 南北成分は、0nTをはさんで南北に小さく振れています。 AE指数のグラフは、 800〜1000nTの大きな変化が3回ほど発生していますが、 その他の時間帯は、小さい変化に留まっています。 27日周期の図の前周期を見ると、 高速太陽風は、10月19日まで続いています。 今回も同様と考えると、もう2日程度となりそうです。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西の端に近づいてしまい、分かりにくくなっています。 太陽は、2609黒点群と2610黒点群が見えています。 X線グラフは、小さい変化が見られる程度で、 太陽は穏やかな状態が続いています。 Cクラスに達するフレアは、 10月17日のC4.2以降発生しておらず (このフレアは、掲載の27日周期の図に見えています)、 そろそろ1か月が過ぎようとしています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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