宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/11 13:39 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が高まりました。高速太陽風が始まりそうです。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風磁場は強まったまま、 南北成分が北向きから南向きにゆっくりと切り替わり、 深夜には -10nTまで強まりました。 CMEによる磁場のかたまりが流れてきて、 磁場の南北方向がゆっくりと切り替わって行ったようです。 この強い南向きの影響で、磁気圏の活動度も高まり、 AE指数は、1000nTを越える変化に強まっています。 この最も強まった頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 現地が暗くなる時刻の関係で、 撮影開始時点でオーロラは既に最も激しい変化をしています。 もう少し前の時間帯から見てみたかったです。 太陽風は、11日2時(世界時10日17時)頃に、 速度が350km/秒から430km/秒へ高まる変化が発生しています。 そして、その後も速度はゆっくりと上昇の傾向を示しています。 太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる、 セクター境界がやって来たようです。 また、コロナホールの影響も及び始めているのかもしれません。 27日周期の図を見ると、 前周期は、10月15日から速度が本格的に高まり始めています。 今回もそろそろ高速太陽風に繋がっていきそうです。 太陽は、2607黒点群が西の端に近づいています。 となりの小さい黒点には、番号は付いていません。 また、昨日、東端に見えていた小さい黒点も、 現在は見えなくなっています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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