宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/12 13:48 更新 太陽風はやや高速の状態が続いています。 担当 篠原 太陽風は、速度は450〜480km/秒とやや高速で安定しています。 磁場強度も、10nTに強まった状態が続います。 太陽風は、CMEに関係する乱れから、 コロナホールによる高まりに切り替わりつつあるようです。 27日周期の図の前周期を見ると、 10月15日に速度が一段高まり、 16日に入ると更に高速の風に変わっています。 今回も一段高まる辺りまでは同様の変化をしています。 これから、更に大きく速度が高まりそうです。 太陽風磁場の南北成分は、やや北寄りに推移しています。 このため、磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は小規模の変化が時々見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールが西に進み、 これから影響が強まりそうです。 太陽風の速度の変化や、磁気圏活動の高まりに注目してください。 太陽は、南西(右下)の黒点に、2608群と番号が付きました。 特に活動はなく、太陽は穏やかです。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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