宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/ 9 12:56 更新 太陽風の速度は、280km/秒まで下がっています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、300km/秒台を割って、 280km/秒近くまで下がり、一段と遅くなっています。 グラフの最後は、290km/秒です。 磁場強度は、4nT付近で安定しています。 磁場の南北成分は、北向きの時間帯の方が長くなっていますが、 時々、南向きに振れて、 そこで弱い磁気圏の活動を起こしています。 太陽風のグラフの、世界時8日7〜12時の南向き磁場に対応して、 AE指数では、200nTの小さい変化が発生しています。 そして、太陽風磁場の世界時19〜20時の小さい南向きに対応して、 ノルウェーのトロムソで、 世界時21時頃にオーロラの爆発が観測されています。 全天カメラによる動画を掲載します。 全体としては、太陽風も磁気圏も穏やかですが、 詳しく見ると、小さい変化どうしの関係性が見えてきます。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球の低緯度域のコロナホールが、太陽の中心線に達し、 地球の方向にも速度の高い太陽風が吹き始めています。 これから、その到来を待つことになります。 太陽は、今日も黒点は見えていません。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、世界時8日21〜22時のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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