宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/ 8 12:14 更新 太陽風は300km/秒の低速風が続いています。太陽は無黒点のようです。 担当 篠原 太陽風は、300km/秒とかなり遅い速度を保っています。 磁場強度も、3〜5nTとやや弱い状態です。 太陽風磁場の南北成分は、やや北寄りか、 南向きに振れても小さい変化になっています。 このため、磁気圏はとても静穏で、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 変化はほぼ見られません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 南半球のコロナホールは、 低緯度域の広がりも中心線に達しようとしています。 地球へ影響が及び始めるのは、4日後くらいからでしょうか。 一方、5日と6日のニュースで紹介した、 太陽の小規模の爆発現象による太陽風の乱れも これからやって来る可能性があります。 太陽風の速度がかなり下がっているので、 到来は、明後日、10日になるのではないかと思います。 太陽は、SDO衛星の可視光写真では、 黒点が見えなくなっています。 X線グラフも目立った変化はなく、とても穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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