宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 6 --- ---
11/ 5 --- ---
11/ 4 --- ---

黒点 11/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2605 3 β ---
2606 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 323 +1.6
-2 h 319 +2.7
-4 h 324 -0.8
-6 h 324 -0.4
-8 h 327 +1.3
-10 h 336 +1.6
-12 h 361 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
11/ 6 0.4 5x10^3
11/ 5 0.4 4x10^3
11/ 4 0.3 2x10^4
11/ 3 0.3 9x10^3
11/ 2 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/11/ 1 12:01 高速の太陽風は終わりに近づいています。
2016/11/ 2 12:49 太陽風は平均的な状態にほぼ戻っています。
2016/11/ 3 13:58 太陽風磁場が南向きにやや強まって、磁気圏の活動を高めています。
2016/11/ 4 12:59 太陽風磁場が南に振れ続け、磁気圏の活動を高めました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/11/ 5 13:39 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2016/11/ 6 13:10 更新
太陽風は更に低速になり、磁気圏も静穏です。

担当 篠原

昨日の昼、5日12時(世界時5日3時)頃に、
太陽の北部でフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
太陽の上側に向かって、黒く見える太陽のガスが噴き出しています。
太陽全体の写真では、ほぼ同時に東側(左側)でも、
淡いフィラメントの噴出が起きています。

この現象により、CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。
主に、太陽の右上に向かってガスは飛び出しているようです。
発生地点が、太陽の中央部に近いので、
地球へも影響がやって来るかもしれません。
4〜5日後くらいの太陽風の変化、
特に磁場の乱れに注目してください。


太陽では、この他に目立った現象はなく、穏やかです。
黒点は、2605群と2606群がかろうじて見えています。


太陽風は、今日に入った頃からもう一段速度が下がり、
320km/秒と更に低速の状態になっています。
磁場強度も、5nTから4nTへ少し弱まっています。

磁場の南北成分は、比較的北寄りに推移しています。
速度が下がっていることもあり、磁気圏はかなり静穏のようです。
AE指数は、グラフが途中までしか表示されていませんが、
ここまでは全く変化がありません。

SDO衛星AIA193では、
東端のコロナホールが見やすくなってきました。
この領域の影響が及び始めるまで、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。




宇宙天気ニュースで参照する太陽風のデータを、
ACE衛星からDSCOVR衛星へ少しずつ切り替えています。
先週よりリアルタイムデータの取り込みができるようになり、
情報BOXの数値を切り替えました。
今日から、記事中に参照する太陽風の1日グラフを、
DSCOVR衛星に切り替えます。
残りは、27日周期の図です。



太陽の北部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。