宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/ 5 13:39 更新 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒台を割り、 360km/秒へ下がって低速の風になっています。 磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、北寄りに傾向が変わっています。 このため、磁気圏の活動は穏やかになっているようですが、 AE指数のグラフは、データエラーがあるようで、 太いままになっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真の中央部には、 コロナホールの広がりは見られず、 しばらく穏やかな太陽風になりそうです。 一方、東端を見ると、南半球側からコロナホールが姿を現しています。 この領域は、27日周期の図の前周期、 10月15日に始まった高速太陽風をもたらしています。 タイミングがこのままであれば、今回は11月11日頃になりそうです。 太陽は、2605黒点群の近くで、小さい爆発が発生しています。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 X線グラフの変化は、Bクラスと小さいのですが、 動画の様子から、4〜5日後くらいの太陽風に、 磁場の強まりが流れてくるかもしれません。 その時、南向きに磁場が強まると、磁気圏の活動も強まります。 黒点は、2605群と2606群が見えています。 2605黒点群付近で小さい爆発が発生しています。SDO衛星AIA193。 (c) SDO(NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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