宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/11/ 4 12:59 更新 太陽風磁場が南に振れ続け、磁気圏の活動を高めました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ニュージーランド南島・ダニーデンの中村太一さんより、 10月25日から11月1日にかけて続いた、 高速太陽風期間中に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 春を迎えてから、雨と雲が日々絶えず、 残念ながら大きなオーロラが見えそうな夜に限って、 天候が崩れるという状況が続いていたそうです。 今回の高速太陽風でも、始まりの25〜26日は、 悪天候の合間の撮影となったそうですが、 ピークの頃に雲が開けてくれて、 高く上がる列を作った線状のオーロラを見ることができたそうです。 また30日、31日は、雲が少なくなって、 綺麗な星空の下にオーロラが小さいながら発光していたとのことです。 一週間を越える高速太陽風の期間中、 オーロラの見える地域はどのような状況だったのかを、 感じることのできる資料です。 最初の3枚の光の縦の帯は、とても印象的です。 悪天候の中の苦心の撮影だったと思います。 どうもありがとうございます。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。 磁場強度は、5〜7nTとやや強いくらいですが、 南北成分が、昨日の朝から、今日の未明にかけて、 -5nTと南向きに振れた状態が半日ほど継続しました。 このため、磁気圏の活動も強まって、 AE指数は活発な変化を起こしています。 変化の大きさは、 そのまま読み取ってい良いのか判断が難しいのですが、 500nTを越える規模の変化になっているようです。 太陽風磁場の南向きは、今日の未明に終わり、 現在は、磁気圏の活動も落ち着いているようです。 太陽は、昨日見えていた黒点は、2605群となり、 東に新しく2606群が現れています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地26日2時0分(世界時25日13時0分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地26日2時13分(世界時25日13時13分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地26日2時16分(世界時25日13時16分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地30日に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地30日に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 ニュージーランド南島ダニーデンで、現地31日2時50分(世界時29日13時50分)に撮影されたオーロラ。 (c) 中村太一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |