宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/ 2 12:49 更新 太陽風は平均的な状態にほぼ戻っています。 担当 篠原 太陽風は、昨夜から今日の未明にかけて、 磁場強度が、3nTから7nTへ、 速度が、480km/秒から520km/秒へ、 それぞれやや高まる変化が見られています。 その頃に、太陽風磁場の南北成分が、 -5nTと南向きにやや強まった状態が続き、 磁気圏の活動を高めています。 AE指数は、データエラーの影響で読み取りにくくなっていますが、 1000nTに達する大きい規模の活動が発生したようです。 この頃のオーロラの様子を、 アラスカのオーロラカメラの動画で紹介します。 活発な変動が空に大きく広がり、 素晴らしいオーロラの夜になったようです。 太陽風は、その後、今日の昼にかけてゆっくりと弱まり、 DSCOVRの観測では、速度は既に430km/秒ほどに下がり、 磁場強度も、5nTと平均的な値に戻っています。 太陽風は、高速風の領域を通り過ぎたのではないかと思います。 SDO衛星AIA193の写真では、 低緯度域に目立ったコロナホールはなく、 太陽風はしらばく穏やかになりそうです。 太陽は、中央部の2605黒点群がほとんど見えなくなり、 無黒点と言えそうな状態です。 放射線帯の高エネルギー電子は、 低下が始まっていて、 両衛星ともちょうど10,000程度に下がっています。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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