宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/11/ 1 12:01 更新 高速の太陽風は終わりに近づいています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方には500km/秒まで下がり、 今日に入るともう一段下がって、480km/秒になり、 やや高速程度になっています。 27日周期の図では、下がり方は1日ほど早まっていますが、 前周期と同様に、高速太陽風の終わりが近づいているようです。 太陽風の磁場強度も、3nT近くに下がってきました。 南北成分は、小さく変化する程度になり、 磁気圏の活動も落ち着いてきました。 AE指数は、500nTの中規模の高まりが1回ある程度で、 グラフの後半からは、変化そのものが小さくなっています。 (最後の急な段差は、データの問題です) 27日周期の図を見ると、 前周期は、この後、10日程度穏やかな太陽風が続いています。 SDO衛星AIA193では、低緯度域に特にコロナホールは見られず、 今回も同様に穏やかな状態がしばらく続きそうです。 太陽は、昨日現れた黒点に、2605群と番号が付いています。 X線グラフに目立った変化はなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日より上昇して、 GOES15(青線)、GOES13(赤線)の両方で10,000を超えています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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