宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/10/31 13:56 更新 高速太陽風の速度は550km/秒に下がってきました。 担当 篠原 高速太陽風の領域は、後半に入ったようで、 速度は次第に下がっています。 昨日は600km/秒を超えていた太陽風の速度は、 昨日の夕方になると600km/秒台を割り、 今朝には、550km/秒まで下がりました。 まだ、高速の状態は続いています。 太陽風の磁場強度は、5nT付近で安定しています。 南北成分は、0nT付近で小さく変化するようになり、 磁気圏への影響も弱まっています。 AE指数のグラフは、 前半には1500nTに達する大きな変化がありますが、 後半になると、250nT付近の小規模の変化のみになっています。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールも西にだいぶ進み、 北極域のコロナホールが残るだけになっています。 27日周期の図の前周期は、もう2日ほど高速風が続いています。 今回も同程度と考えると、明後日くらいまでかもしれません。 太陽は、中央部の東寄りに、小さい黒点が見えているようです。 X線グラフには、ほとんど変化がなく、 太陽は、穏やかな状態が続いています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 100,000付近で落ち着いています。 太陽風の勢いが弱まってきたので、 次第に減少に向かうでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |