宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/29 13:09 更新 太陽風は600km/秒台に再び高まっています。磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日のニュースの直後に、再び650km/秒へ高まりました。 そして、今日に入ると、ゆっくり低下して、 今朝くらいには、550km/秒に下がりました。 掲載しているACE衛星のグラフでは、 ここまでしかデータが表示されていませんが、 DSCOVR衛星によると、その後、再度速度が高まり、 現在は630km/秒で推移しています。 27日周期の図で、前周期の変化を参照すると、 10月2日以降は、500km/秒付近で推移していますが、 今回は、600km/秒台に高まった状態が続いていて、 今後の変化に注目して下さい。 太陽風の磁場強度は、7nT付近で推移し、 DSCOVRによると、現在は10nTに高まっています。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続き、 磁気圏では、 AE指数500〜800nTの中規模の変化が連続的に発生し、 最後に、1500nT近い高まりも発生しています。 この最後の高まりに近い、世界時29日1〜3時頃の、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を掲載します。 雲越しになっていますが、 オーロラの活発な動きを見ることができます。 太陽は、中央部の黒点に2604群と番号が付けられています。 太陽は、小さい活動が見られる程度で、穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)が、100,000に達しています。 その後、掲載のグラフでは見えていませんが、 大きく下がる変化が起きていて、 明日はどうなっているでしょうか。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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