宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/10/28 15:24 更新 高速太陽風は550km/秒へやや下がっています。磁気圏の活動も少し落ち着いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜くらいで600km/秒を割り、 現在にかけて、550km/秒付近で推移しています。 700km/秒を超えた最高速度と比べると、 だいぶ下がった印象ですが、 高速の状態は続いています。 太陽風の磁場強度は、5nTから7nTへやや高まっています。 速度の高まった状態は、このまま続きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 ACE衛星のグラフの前半は南に振れていますが、 後半は0nT付近で小さい変化に変わっています。 この影響で、磁気圏の活動度もやや変化していて、 AE指数は、グラフの前半は500〜1000nTと 中規模の活発な活動が続いていますが、 後半に入ると、250nT前後と小規模の変化に留まっています。 極域のオーロラの輝きも、 少し落ち着いているのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 低緯度のコロナホールはちょうど中央線を超えたくらいで、 この後も、4日程度は影響が残りそうです。 27日周期の図の前周期の太陽風では、 5日くらい高速風が続いています。 太陽は、西側と中央部に新しい黒点が見えています。 中央部の黒点では、小さい活動が起きているようで、 X線グラフに変化を作っています。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも増加していますが、 100,000には達していません。 引き続き注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |