宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/24 14:36 更新 太陽風は平均的な速度が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、 8月から今月にかけて ムルマンスク州の各地で撮影されたオーロラの写真をいただきました。 5名の撮影者による、 色合いや構図など雰囲気の違いもぜひお楽しみ下さい。 北半球のオーロラの季節の始まりを告げる1枚目から、 早くも2ヶ月が経過したことを実感します。 多くの撮影家たちの素敵な作品の紹介をありがとうございます。 現在の太陽風は、 400〜450km/秒と平均的な速度で安定しています。 磁場強度は、5〜7nTとやや強まっている様子ですが、 特にそれ以上の変化は起きていません。 27日周期の図では、 前周期の太陽風速度の変化は、9月27日から始まっています。 その27日後は、今日、10月24日に相当します。 変化の到来は近づいている可能性があります。 太陽風磁場の南北成分は、 -2〜 -5nTと南寄りの傾向になっています。 このため、磁気圏の変化もやや高まっていて、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500nT程度の変化が度々発生しています。 これから、太陽風の速度が高まり始めた後も、 磁場の南寄りの傾向が続いた場合は、 磁気圏の活動は一段と活発になるでしょう。 太陽は、2603黒点群がぽつんと見えているだけです。 X線グラフはほとんど変化がなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 磁気圏活動の影響を受けて、大きく減少しています。 (c) 福島留美氏、アルチョム・コヴァリョフ氏 9月3日に、ロシア、ムルマンスク州アパチット市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ヴァレンチン・ジガーノフ氏 9月25日に、ロシア、ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、アレクサンドル・ステパーネンコ氏 10月4日に、ロシア、ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、リュボーフィ・トリフォノワ氏 10月18日に、ロシア、ムルマンスク州キーロフスク市で撮影されたオーロラ。 (c) 福島留美氏、ボリス・ヴァフミストロフ氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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