宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/20 12:32 更新 太陽風は平均的な速度に戻りました。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜のうちに450km/秒へ下がり、 その後、今朝にかけて420km/秒へ下がっています。 高速太陽風は終わって、平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、4nT付近で安定しています。 南北成分は、0nT付近で小さく変化する程度で、 磁気圏の活動は更に弱まり、 AE指数のグラフは特に変化が見られない状況です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 中央部は小さいコロナホールが見える程度で、 太陽風はしばらく穏やかになりそうです。 その後、東端(左端)に姿を現している領域の影響を受けて、 高速の太陽風が始まると予想されます。 前周期の変化を参考にすると、10月24日頃になりそうです。 太陽は、昨日東側に新しく現れた黒点に、 2603群と番号が付きましたが、 現在の写真ではほとんど見えなくなっています。 フレアの発生は特になく、太陽はとても穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 高まった状態が続いていますが、 増加は終わり、これからゆっくりと減少に向かいそうです。 次の土曜、日曜は、鹿児島高専祭として、 文化祭、体育祭が行われます。 明日はリハーサルと会場設営です。 この3日間は、記事更新の時刻が大きくずれる可能性があります。 ご了解下さい。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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