宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/16 14:17 更新 太陽風は500km/秒の高速風になっています。磁気圏もやや活動的です。 担当 篠原 太陽風の速度は、500km/秒に上昇して、 高速風が始まっています。 磁場強度も、8〜10nTとやや強まった状態です。 太陽風磁場の南北成分は、比較的北寄りの傾向で、 南向きにも時々変化しています。 太陽風は高まっていますが、 磁気圏の活動は小規模に留まっているようで、 AE指数は、300nT前後の変化が目立っています。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールが西半球に進んでいます。 ちょうど、地球に影響が及び始める目安の位置です。 磁場強度も高まっているので、 引き続き、太陽風の変化に注目してください。 一昨日、14日夜の現象ですが、 太陽の西の端からCMEが2回、 14日19時(世界時14日10時)と、 15日1時(世界時14日16時)頃に噴出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、1回目のCMEの後から、 追いかけるように2回目のガスが噴出しているようすが よく見えています。 2つめのCMEに関係するフレアが、 太陽の東端で、15日0時(世界時14日15時)頃に、 SDO衛星AIA193で観測されています。 1つめのCMEも、その前のガスの動きとして見えている様です。 どちらも、地球からは横方向に噴出しているので、 影響はありません。 きれいなCMEだったので、掲載しました。 現在の太陽は穏やかで、X線グラフはほとんど変化してません。 14日19時(世界時14日10時)と15日1時(世界時14日16時)に発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の東端で15日0時(世界時14日15時)にフレアが発生している。SDO衛星AIA193。 (c) SDO(NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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