宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:12)
昨日、C1.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/15 --- ---
10/14 05:40 C1.3
10/13 --- ---

黒点 10/15 (NOAA)
磁場 フレア
2599 3 β ---
2600 1 α ---
2602 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 453 +2.8
-2 h 418 -0.5
-4 h 372 +6.0
-6 h 391 +5.2
-8 h 384 +7.1
-10 h 400 +6.6
-12 h 364 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
10/15 0.4 5x10^3
10/14 0.6 2x10^3
10/13 0.4 1x10^3
10/12 0.5 1x10^3
10/11 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/10/10 16:03 太陽風はやや低速の状態が続いています。
2016/10/11 13:23 太陽風は平均的な速さに戻っています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2016/10/12 13:11 太陽風は平均的な状態が続いています。9月の黒点相対数は 44.7 でした。
2016/10/13 12:23 太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏は静穏です。
2016/10/14 13:11 太陽風磁場が強まって南向きに振れ、磁気圏の活動が激しくなりました。
最新のニュース

2016/10/15 11:12 更新
太陽風の磁場強度は下がり、CMEによる乱れは終わっています。

担当 篠原

昨日、25nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、
昨日のニュース以降はゆっくりと低下して、
昨夜のうちに5nTと平均的な強度に戻りました。
CMEによる太陽風の乱れは、通り過ぎたようです。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日のニュース以降は北寄りのまま推移しています。
このため、磁気圏の変化は次第に規模が小さくなっていて、
AE指数のグラフは、
前半は500nT前後の中規模の変化が見られますが、
中盤では300nTに下がり、後半はとても弱くなっています。

このグラフの初めの頃、
変化が比較的大きかった時間帯の
アラスカ、フェアバンクスのオーロラの動画を掲載します。
昨日の動画と比べると、
オーロラの輝きが弱まっているのが分かります。

また、Dst指数の速報値は、
昨日の図の頃に最も変化が大きくなっていたようです。
その後は、ゆっくりと元に戻っています。


360km/秒と低速になっていた太陽風の速度は、
今日に入った頃から少し高まって、
現在は430km/秒と、高速の風になりかけているようにも見えます。
コロナホールの影響が近付いていると考えられるので、
その変化が始まっているのかもしれません。

太陽風の磁場強度は、5〜7nT付近でほぼ落ち着いています。
このデータと伴に、引き続き変化に注目して下さい。


太陽は、東端でC1.0の小さいフレアが発生した程度で、
全体としては穏やかです。




アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで、世界時14日4〜11時に撮影されたオーロラ。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数(速報値)は、およそ -100nTまで下がりました。Dst指数の変化はマイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。