宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/15 11:12 更新 太陽風の磁場強度は下がり、CMEによる乱れは終わっています。 担当 篠原 昨日、25nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、 昨日のニュース以降はゆっくりと低下して、 昨夜のうちに5nTと平均的な強度に戻りました。 CMEによる太陽風の乱れは、通り過ぎたようです。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日のニュース以降は北寄りのまま推移しています。 このため、磁気圏の変化は次第に規模が小さくなっていて、 AE指数のグラフは、 前半は500nT前後の中規模の変化が見られますが、 中盤では300nTに下がり、後半はとても弱くなっています。 このグラフの初めの頃、 変化が比較的大きかった時間帯の アラスカ、フェアバンクスのオーロラの動画を掲載します。 昨日の動画と比べると、 オーロラの輝きが弱まっているのが分かります。 また、Dst指数の速報値は、 昨日の図の頃に最も変化が大きくなっていたようです。 その後は、ゆっくりと元に戻っています。 360km/秒と低速になっていた太陽風の速度は、 今日に入った頃から少し高まって、 現在は430km/秒と、高速の風になりかけているようにも見えます。 コロナホールの影響が近付いていると考えられるので、 その変化が始まっているのかもしれません。 太陽風の磁場強度は、5〜7nT付近でほぼ落ち着いています。 このデータと伴に、引き続き変化に注目して下さい。 太陽は、東端でC1.0の小さいフレアが発生した程度で、 全体としては穏やかです。 アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで、世界時14日4〜11時に撮影されたオーロラ。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数(速報値)は、およそ -100nTまで下がりました。Dst指数の変化はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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