宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:50)
今日、C4.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/17 08:50 C4.2
10/16 --- ---
10/15 --- ---

黒点 10/17 (NOAA)
磁場 フレア
2600 1 α ---
2602 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 725 -0.8
-2 h 705 -1.0
-4 h 733 +2.2
-6 h 731 +1.3
-8 h 699 +1.1
-10 h 698 -1.0
-12 h 671 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
10/17 0.3 1x10^4
10/16 0.4 9x10^3
10/15 0.4 5x10^3
10/14 0.6 2x10^3
10/13 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/10/12 13:11 太陽風は平均的な状態が続いています。9月の黒点相対数は 44.7 でした。
2016/10/13 12:23 太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏は静穏です。
2016/10/14 13:11 太陽風磁場が強まって南向きに振れ、磁気圏の活動が激しくなりました。
2016/10/15 11:12 太陽風の磁場強度は下がり、CMEによる乱れは終わっています。
2016/10/16 14:17 太陽風は500km/秒の高速風になっています。磁気圏もやや活動的です。
最新のニュース

2016/10/17 13:50 更新
太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。C4のフレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日から今朝にかけて一段と上昇し、
17日6時(世界時16日21時)頃に、700km/秒に達しました。
現在も700〜730k/秒とかなり高まった状態です。

一方、太陽風の磁場強度は、
10nT近かった状態から次第に下がり、
現在は5nTと平均的な強度に戻っています。

太陽風磁場の南北成分は、
ACE衛星の図の前半は北寄りですが、
後半は0nTを挟んで南北に変化するように、
傾向がやや変化しています。

磁気圏では、中規模の活動が発生していて、
AE指数は、300〜700nTの変化が繰り返し発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールは西の端に次第に近づき、
高速太陽風は、これから後半に入っていくでしょう。


太陽では、西に沈んでいった2599黒点群で、
今朝、17日9時(世界時17日0時)に、
C4.2の小規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

2599群は、こちらからは見えなくなっているので、
フレアの実際の規模は、
もう一段大きかった可能性があります。

こちらから見えている、2600群、2602群は穏やかです。


高速太陽風の影響を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15(青線)で、10,000に高まっています。



太陽の西の端で発生したC4.2のフレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。