宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/17 13:50 更新 太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。C4のフレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日から今朝にかけて一段と上昇し、 17日6時(世界時16日21時)頃に、700km/秒に達しました。 現在も700〜730k/秒とかなり高まった状態です。 一方、太陽風の磁場強度は、 10nT近かった状態から次第に下がり、 現在は5nTと平均的な強度に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、 ACE衛星の図の前半は北寄りですが、 後半は0nTを挟んで南北に変化するように、 傾向がやや変化しています。 磁気圏では、中規模の活動が発生していて、 AE指数は、300〜700nTの変化が繰り返し発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールは西の端に次第に近づき、 高速太陽風は、これから後半に入っていくでしょう。 太陽では、西に沈んでいった2599黒点群で、 今朝、17日9時(世界時17日0時)に、 C4.2の小規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 2599群は、こちらからは見えなくなっているので、 フレアの実際の規模は、 もう一段大きかった可能性があります。 こちらから見えている、2600群、2602群は穏やかです。 高速太陽風の影響を受けて、 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)で、10,000に高まっています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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