宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/18 12:14 更新 太陽風は670km/秒と高速の状態が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝まで700km/秒台を保ち、 その後少し下がりましたが、 現在も670km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がっています。 磁場の南北成分は、 0nTを挟んで、南北に細かく変化しています。 このため、磁気圏の活動も高まった状態が続き、 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500nT前後の中規模の活動が連続的に発生しています。 まだ満月を過ぎたばかりで、夜空は明るいようですが、 極域では活発なオーロラの活動を 見ることができたのではないでしょうか。 一方、太陽風の磁場強度と速度が少し下がったことから、 高速風の領域は後半に入ったようです。 27日周期の図で、前周期の太陽風のグラフを見ると、 ちょうど27日前の9月21日に速度が下がり始めています。 今回の高速風は、始まりは2日ほど早くなりましたが、 終わりは前回と似た様な推移をするのかもしれません。 太陽は、2599黒点群が完全に見えなくなった後、 X線グラフの変化はほとんどなくなり、 とても穏やかになっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)に続いて、 GOES13(赤線)も10,000を超えています。 明日にかけて、更に高まるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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