宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/14 13:11 更新 太陽風磁場が強まって南向きに振れ、磁気圏の活動が激しくなりました。 担当 篠原 昨日のニュースの後に、 太陽風の磁場強度はゆっくりと強まって行き、 今朝には、25nTまで高まる変化になりました。 現在は少し下がっていますが、 依然、20nTとかなり強まった状態です。 太陽風の速度は、 昨日の昼過ぎの430km/秒が最高で、 以降はゆっくりと低下が続き、 現在は360km/秒と低速の風になっています。 太陽風の磁場が強まり始める頃から、 磁場の南北成分は、南向きに振れて、 昨夜から今朝まで、 -15〜 -20nTと強い南向きの状態が続きました。 このため、磁気圏はかなり活動的になり、 AE指数は、13日21時(世界時13日12時)から、 14日5時(世界時13日20時)にかけて、 1000〜2000nTと激しい変化が連続的に発生しています。 時間帯としては、この始まりくらいまでとなりますが、 アラスカ、フェアバンクスのオーロラの様子を動画で紹介します。 天気も良く、素晴らしい一夜になったようです。 Dst指数の速報値は、-100nTの変化になっていて、 中規模の磁気嵐が発生しています。 フィラメントの噴出により、 太陽から磁場のかたまりが流れてきたようです。 磁場の向きが南向きに強まったので、 磁気圏にエネルギーが流れ込み、 活発なオーロラの活動を起こしました。 現在の太陽風磁場の南北成分は0nTに戻っています。 このため、磁気圏の活動は弱くなっていくでしょう。 磁場強度も下がり始めていて、 太陽風の乱れはピークを越えているようです。 太陽は、東端の南側(左下端)でC1.3の小規模フレアが発生しています。 この後、新しい黒点群が現れるかもしれません。 (c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) Dst指数(速報値)は、-100nTまで下がっています。Dst指数の変化はマイナス方向に強まります。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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