宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/13 --- ---
10/12 --- ---
10/11 --- ---

黒点 10/13 (NOAA)
磁場 フレア
2599 5 β C1
2600 1 α ---
2602 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:00 387 +3.4
-2 h 347 -0.1
-4 h 353 -0.4
-6 h 356 +0.4
-8 h 360 -0.7
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
10/13 0.4 1x10^3
10/12 0.5 1x10^3
10/11 0.4 5x10^3
10/10 0.4 7x10^3
10/ 9 0.4 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/10/ 8 07:05 太陽風は平均的な状態です。磁気圏も比較的穏やかです。
2016/10/ 9 07:05 太陽風は低速風に変わりかけています。太陽は穏やかです。
2016/10/10 16:03 太陽風はやや低速の状態が続いています。
2016/10/11 13:23 太陽風は平均的な速さに戻っています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2016/10/12 13:11 太陽風は平均的な状態が続いています。9月の黒点相対数は 44.7 でした。
最新のニュース

2016/10/13 12:23 更新
太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

今朝、13日6時(世界時12日21時)頃に、
太陽風の乱れが急に到来して、
速度は、350km/秒から400km/秒に、
磁場強度は、3nTから10nTにそれぞれ強まっています。

発生源は、9日0時(世界時8日15時)頃に、
太陽の北東部(左上)で発生した、弱いフィラメント噴出です。
(SDO衛星AIA193の動画を掲載します)

この時飛び出したガスは、
太陽全体を包む様に広がる、フルハロー型のCMEとなり、
地球の方向にも流れ出しました。
(SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します)

そして、発生から約4日後の今朝、
乱れが地球に到来したのです。

この乱れについては、SOHO衛星のCMEに気付かず、
ニュースで報告しないままになっていました。
昨日、この現象について指摘をいただき、
お知らせしようとしていたのですが、
乱れの到来の方が先になってしまいました。

乱れの到来後、太陽風磁場の南北成分は、
北向きに強まっています。
このため、磁気圏の活動は特に高まらず、
AE指数のグラフは、ほとんど変化のないまま推移しています。
磁場が南向きに振れていれば、
ある程度活発な変化が起きたのではないかと思います。

現在の太陽風は、速度は400km/秒を保っていますが、
磁場強度は5nTと平均的な値に戻っています。
CMEの噴出がとても淡く、小規模のため、
太陽風の乱れも小さい変化で終わりそうです。

SDO衛星AIA193の写真では、
太陽の南半球の中央部にコロナホールが広がっています。
続いて、こちらの影響も始まりそうです。


太陽では、南西(右下)の2599黒点群で、
C1.1の小規模フレアが発生しています。
Cクラスに達するフレアの発生は、9月27日のC1.0以来で、
半月ぶりのことです。

また、東端に現れた黒点には、
2602群と番号が付いています。



9日0時(世界時8日15時)頃に発生したフィラメント噴出と、それによるCME。SDO衛星、SOHO衛星。
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。