宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/11 13:23 更新 太陽風は平均的な速さに戻っています。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂さんより、フィンランド最後の写真をいただきました。 9日夜の撮影で、フィンランド南部のタンペレ(ムーミン博物館のある町) の南にあるAkaaのVanajavesi湖畔とのことです。 オーロラ帯からだいぶ離れたこともあり、 オーロラは低い高度に現れています。 1枚目の写真では、北斗七星が一番低いところを通ろうとしています。 天文ソフトでこのタイミングを調べると、 世界時9日20時頃になるようです。 AE指数では、この頃に200nTくらいの小さい変化が発生しています。 この活動を捉えた写真でしょうか。 2枚目は、左端に北斗七星、 右端にプレアデス星団(すばる)が見えています。 オーロラで湖面が照らされて、素敵な夜の光景です。 高坂さんによると、雲間からということもあったものの、 10月に入って9晩連続で撮影することができたそうです。 この他の素晴らしい写真たちを、リンク先のページでどうぞご覧下さい。 どうもありがとうございます。 太陽風の速度は、昨日の午後に350km/秒に下がりましたが、 今日に入って少し上がって、 400km/秒と平均的な速さに戻っています。 27日周期の図の前周期のような、低速の風にはなっていません。 磁場強度は、6nTと平均的な状態で安定しています。 南北成分は、南寄りになる時間帯があり、 その頃に、AE指数は500nTの中規模の変化を示しています。 差としては小さいものですが、 27日前のグラフとの違いを、引き続き注目してください。 太陽は、西の2598黒点群の南に小さい黒点が現れ、 2601群と番号が付けられています。 太陽全体としては目立った活動はなく、 穏やかな状態が続いています。 フィンランド南部、AkaaのVanajavesi湖畔で、9日夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 フィンランド南部、AkaaのVanajavesi湖畔で、9日夜に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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