宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/ 2 15:23 更新 太陽風は高速風が続いていますが、速度は次第に下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、600km/秒台を割り、 530km/秒まで下がっています。 しかし、高速の状態は続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な値です。 磁場の南北成分は、0nTを挟んで南北に小さく変化しています。 速度の低下もあり、磁気圏の活動は規模が少し小さくなって、 AE指数は、400nT程度の変化が目立っています。 その中で、太陽風の磁場が南向きの -5nTまで強まったところで、 AE指数も1000nTを超える大きな変化が発生しています。 高速の太陽風が続いているので、 磁場が南向きに強まると、磁気圏の活動も活発化します。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールの中心部は西側に通り過ぎ、 地球から見える領域は次第に少なくなっています。 高速風は、後半に入っています。 太陽は、SDO衛星の可視光の写真では、 東端に小さい黒点が見えているようです。 この後、しっかり見える程度の大きさになるでしょうか。 フレアの発生は特になく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 かなり高まった状態が続いています。 青線のGOES15は、今日も100,000を超えています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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