宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/29 12:19 更新 高速の太陽風は続き、磁気圏活動も活発に続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後、 一旦、600km/秒近くに下がりましたが、 昨夜、再び上昇して680km/秒に戻り、 そのままかなり高い速度で推移しています。 磁場強度は、6nT前後と概ね平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 南寄りの傾向で小刻みに変化しています。 速度が高まっていることも重なって、 磁気圏の活動はかなり活発化しています。 AE指数のグラフは、1000〜1500nTの大きな変化が、 半日ほど連続的に発生しています。 その途中の、世界時28日18時半頃のオーロラの様子を、 南極昭和基地の全天カメラの動画で紹介します。 4日連続になりますが、昨夜に学内LANが回復したので、 今日は動画のファイルサイズを大きめに作っています。 ダウンロードに時間がかかる場合は申し訳ありません。 南極の夜空をじっくりとご覧下さい。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは、太陽の中心から左右に大きく広がっています。 現在も速度の高い太陽風は、地球の方向に吹き出しています。 前周期と同様に、高速風はこの後も続きます。 太陽は、2597黒点群が西の端に近づいています。 東から新しい黒点の出現はなく、無黒点になるのでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、更に上昇しています。 GOES15(青線)は、50,000近くに達し、 GOES13(赤線)も、10,000を超えています。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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