宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/10/ 1 11:38 更新 太陽風の速度は600km/秒に少し下がりましたが、高速風は続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、700km/秒から600km/秒へ一段低下しています。 高い速度は続いていますが、27日周期の図の前周期同様に、 高速風領域のピークは越えたのかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、 北半球のコロナホールは、中高緯度域にですが、 太陽の東端まで大きく広がっています。 太陽風が高まった状態は、当分続きそうです。 太陽風の磁場強度は、4nTくらいに少し下がっています。 南北成分は、南寄りの傾向になっていて、 磁気圏の活動も高まった状態が続いています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、 500〜1000nTの中規模の変化が、頻繁に発生しています。 太陽は、2597黒点群が沈んで、 黒点の見えない状態になっています。 X線のグラフも変化がなく、太陽は穏やかです。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日にかけて更に上昇し、 GOES15(青線)は、100,000を超えています。 GOES13(赤線)も、10,000を大きく超えています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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