宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/28 12:51 更新 太陽風の速度は700km/秒近くに高まっています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風の速度は500km/秒を超えるくらいに上がりました。 そして、今日に入るともう一段上昇して、 データの途切れた今朝の段階で、680km/秒に達しています。 27日周期の前周期の最高速度と同じくらいの高速風になっています。 一方、磁場強度は、10nTから5nTに下がっています。 このため、速度の大きな変化はこの辺りまでかもしれません。 磁場の南北成分は、南北両方に変化するように変わっています。 速度が高まっているため、磁気圏の活動も強まっていて、 AE指数は、1500nTに達する激しい変化が2回起きています。 グラフの最後にも、800nTの中規模の変化が起きていて、 活動的な状態は続いているようです。 SDO衛星AIA193の写真では、 コロナホールは、南北両方で東に向かって広がっています。 高速の太陽風は、前周期と同様に長く続きそうです。 3日連続になりますが、 南極の昭和基地のオーロラの動画を掲載します。 例年通りだと、昭和基地で全天カメラの画像が更新されるのも、 あと2週間ほどです。 太陽は、2597黒点群がだいぶ西の端に近付いています。 Bクラスの小さい変化が起きている程度です。 放射線帯の高エネルギー電子が、10,000にまで高まっています。 太陽風が強まっているので、 こちらも一段と増加する可能性があります。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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