宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/30 --- ---
9/29 --- ---
9/28 --- ---

黒点  9/30 (NOAA)
磁場 フレア
2597 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:57 681 -0.1
-2 h 680 +1.7
-4 h 688 -1.1
-6 h 697 -0.8
-8 h 656 -3.4
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
9/30 0.3 5x10^4
9/29 0.4 5x10^4
9/28 0.3 2x10^4
9/27 0.4 1x10^3
9/26 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 9/25 14:41 太陽風は350km/秒と低速です。磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が少し高まっています。
2016/ 9/26 13:38 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も高まっています。
2016/ 9/27 13:01 太陽風磁場の南向きは続き、磁気圏の活動も続いています。
2016/ 9/28 12:51 太陽風の速度は700km/秒近くに高まっています。磁気圏の活動も活発です。
2016/ 9/29 12:19 高速の太陽風は続き、磁気圏活動も活発に続いています。
最新のニュース

2016/ 9/30 12:46 更新
700km/秒近い高速の太陽風が続いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

学校のネットワークが停止している間に、
高坂雄一さんより、
アイスランドで撮影されたオーロラの写真が届いていました。
撮影は、19日とのことで、10日遅れになってしまいましたが、
美しい写真をどうぞご覧下さい。

この頃は、太陽の南半球のコロナホールの影響で、
太陽風が強まっていました。
満月の直後でもあり、
地上の雄大な風景も写し込んだ見事な写真になっています。

どうもありがとうございます。
高坂さんからは、続いてフィンランドの写真もいただいています。
こちらも後ほど紹介します。



太陽風は、700km/秒近い高速の風が続いています。
磁場強度は、7nTから5nTに少し下がっていますが、
平均的な値を保っています。

磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄りの傾向が見られ、
後半は南北両方に振れるように変わっています。

速度がかなり高まっていることと重なって、
磁気圏の活動は活発で、
AE指数は、前半は1000〜1500nTの激しい変化が連続しています。
後半は、磁場の傾向が変わった影響を受けて、
500nT前後の中規模の変化にやや落ち着いています。

27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、
高速太陽風は中盤を迎えているようです。
もう2日ほど経つと、速度はゆっくりと低下に向かいそうです。


太陽は、2597黒点群が西の端に沈みかけています。
その他に黒点は見られず、太陽は無黒点になるかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日と同程度の高い状態が続いています。




この週末で夏休みが終わり、月曜から後期の授業が始まります。
静かだった学校に、学生たちが戻って来ます。
10月は、高専ロボコン地方大会の開催(10年に1度の担当です)、
文化祭・体育祭と行事が続きます。
授業よりも、そちらの準備にエネルギーを吸い取られています・・・




アイスランドで現地9月19日に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランドで現地9月19日に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランドで現地9月19日に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。