宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/30 12:46 更新 700km/秒近い高速の太陽風が続いています。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 学校のネットワークが停止している間に、 高坂雄一さんより、 アイスランドで撮影されたオーロラの写真が届いていました。 撮影は、19日とのことで、10日遅れになってしまいましたが、 美しい写真をどうぞご覧下さい。 この頃は、太陽の南半球のコロナホールの影響で、 太陽風が強まっていました。 満月の直後でもあり、 地上の雄大な風景も写し込んだ見事な写真になっています。 どうもありがとうございます。 高坂さんからは、続いてフィンランドの写真もいただいています。 こちらも後ほど紹介します。 太陽風は、700km/秒近い高速の風が続いています。 磁場強度は、7nTから5nTに少し下がっていますが、 平均的な値を保っています。 磁場の南北成分は、 グラフの前半は南寄りの傾向が見られ、 後半は南北両方に振れるように変わっています。 速度がかなり高まっていることと重なって、 磁気圏の活動は活発で、 AE指数は、前半は1000〜1500nTの激しい変化が連続しています。 後半は、磁場の傾向が変わった影響を受けて、 500nT前後の中規模の変化にやや落ち着いています。 27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、 高速太陽風は中盤を迎えているようです。 もう2日ほど経つと、速度はゆっくりと低下に向かいそうです。 太陽は、2597黒点群が西の端に沈みかけています。 その他に黒点は見られず、太陽は無黒点になるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日と同程度の高い状態が続いています。 この週末で夏休みが終わり、月曜から後期の授業が始まります。 静かだった学校に、学生たちが戻って来ます。 10月は、高専ロボコン地方大会の開催(10年に1度の担当です)、 文化祭・体育祭と行事が続きます。 授業よりも、そちらの準備にエネルギーを吸い取られています・・・ アイスランドで現地9月19日に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランドで現地9月19日に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランドで現地9月19日に撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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