宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2016/ 9/23 12:51 更新 高速太陽風は終わつつあります。太陽でC5の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日いっぱい、 470km/秒とやや高速の状態が続きましたが、 今朝にかけて速度が更に低下して、 23日7時(世界時22日22時)の段階で、 440km/秒と平均的な速さに戻りつつあります。 現在は、もう一段下がっているかもしれません。 太陽風の磁場強度は、4〜5nTで安定して推移しています。 南北成分は、北寄りの傾向が続いています。 速度が下がってきたこともあり、磁気圏は穏やかで、 AE指数は、一時的に小さい変化が起きる程度です。 SDO衛星AIA193の写真では、 太陽の中心部に小さいコロナホールが見えています。 3日後の26日頃に影響がやって来るかもしれませんが、 前周期も弱い変化に留まったので、 今回も同様かもしれません。 一方、東端(左側)近くに、 大きく広がったコロナホールが顔を出しています。 この領域は、前周期に一週間程度高速太陽風をもたらしています。 今回も、28日頃から影響が始まりそうです。 太陽は、西の端に見えていた2595黒点群が、 C5.6、C2.6など、Cクラスの小規模フレアを5回起こしました。 X線のグラフの変化も、急に活発化しています。 しかし、現在はもう沈んで見えなくなったので、 X線グラフの変化も止まっています。 昨日新しく見えていた黒点は、2596群と番号が付き、 中央部に新しく黒点が発生しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |