宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2016/ 9/21 11:31 更新 太陽風の速度は700km/秒まで高まりました。磁気圏もやや活動的になっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度は大きく高まり、 20日20時(世界時20日11時)には、700km/秒に達しました。 前周期よりもかなり速くなっています。 その後、速度は少し下がって、 今朝の時点で600km/秒となっていますが、 速度の高まった状態は続いています。 太陽風の磁場強度は、速度が上がりきる頃には下がり始め、 現在は5nTと平均的な値に戻っています。 南北成分は、やや北寄りの状態が続いています。 このため、磁気圏の活動はある程度高まっていますが、 AE指数で500nT程度の中小規模の変化に留まっています。 SDO衛星AIA193を見ると、 今回の高速風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西の端に近付いています。 前周期の変化を参考にすると、 太陽風の高まりは、もう2〜3日程度になるかもしれません。 太陽は、西の端の2595黒点群が少し大きくなり、 中央の2593群は、形が変化するなどしていますが、 フレアの活動には繋がっておらず、 穏やかな状態が続いています。 学校のLANの長期停止により、 緊急避難的な運用が続いています。 週末はシステムが止まってしまうミスもありましたが、 現在は、「最新状況」の更新程度は継続できています。 26日(月)には回復できる予定です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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